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2009年11月

脂質異常症(高脂血症)対策のレシピについて

先日、定期的に行っている血液検査をしてきました。
個人的に嬉しかったのは、LDL(悪玉)コレステロールの値が下がって、HDL(善玉)コレステロールとの比率が1対1.15位になっていたことです。

さて、今回の本題です。
3大死因の一つである脳血管疾患ですが、その原因として考えられるのが動脈硬化だということです。
動脈硬化というは、血液中のコレステロール値が高くなり、脂質が血管内に堆積し、血液の流れを止めてしまうことです。
動脈硬化の結果として、脳梗塞、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすわけです。
この症状は、ご存知のように生活習慣病と考えられており、日々の生活スタイルが大きく影響しているわけです。
脂質異常症(高脂血症)が動脈硬化の原因と考えられていて、そのメカニズムとして、血中の脂質、特に中性脂肪やコレステロールが増えることにより引き起こされます。
若い頃は比較的体を動かす機会も多いですよね。
でも、歳をとると外出の機会が減ったり、運動する機会が減って、あまり動くことがなくなったり、その割には食生活が豊かとなり、脂肪や糖分の多いものを多量に摂取する機会が増えてきていませんか?
思い当たるフシがあれば、中高年の人を中心に食生活を改善する必要がありますよね。
脂質異常症(高脂血症)を未然に防ぐためには、脂肪や糖分を控え、コレステロール値を下げる野菜や海草を中心に摂取する必要があります。
しかしながら、野菜が体によいからといって、野菜を無理に多く採るようにすると、そもそも食事が美味しくなくなったりして、長続きしませんよね。
なので、美味しいと思える食事をとりながらコレステロール値も下げることができる食事を考えることが、長続きの秘訣といえると思います。
脂質異常症(高脂血症)対策のレシピとしては、高タンパクで低カロリーの鳥のささみと悪玉コレステロールの酸化を防ぐ、トマトを利用した煮込み料理や、豆腐を多用したサラダなど、美味しく楽しめる料理が良いでしょう。
私の場合、基本的に動物性のたんぱく質は鶏肉でとるようにしています。
考えてみると、塊の赤身肉というのは、もう何ヶ月も食べていません。
そこは妻が協力してくれて、鶏肉を使ったおいしいレシピをあれこれ工夫してくれてます。
こうした、脂質異常症(高脂血症)対策のレシピはインターネットを検索すれば、たくさん公開されていると思いますので、自分の好きな料理を選びながら、また、それらのレシピをアレンジすることによって、食事を楽しみながら脂質異常症(高脂血症)対策を行うことができると思います。
そうすることで、脂質異常症(高脂血症)対策の食事を継続することができるのではないでしょうか。

脂質異常症(高脂血症)のガイドラインについて

高齢化社会となった日本においては、様々な成人病が原因で亡くなる人が増えています。
誰しもそうだと思いますが、若い頃は心身ともに健康な人が多く、そのためにそれほど体調管理に気をつけなくても、何か健康上の問題が生じるということも余りありません・
これは実際に年齢を重ねてみると実感できることですが、加齢とともに様々な問題が浮上し始めるのです。
自分自身ではそれまでと全く変わらない生活をしているつもりにもかかわらず、健康診断を受けてみると変化がよく分かるようになってきます。
近年、特に問題となっているのが脂質異常症(高脂血症)です。
脂質異常症(高脂血症)は、簡単にいうと動脈硬化の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすと考えられています。
血液中のコレステロールの増加が直接の原因と考えられていて、コレステロールの高い食事やアルコール等の食事に加え、運動不足が脂質異常症(高脂血症)を引き起こします。
この症状が原因で亡くなる人が日本では30%もいることから、脂質異常症(高脂血症)対策のガイドラインが日本動脈硬化学会から出版されています。
このガイドラインの正式な名称は「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」といい、市販されています。
このガイドラインには脂質異常症(高脂血症)について様々な情報が記述されており、専門の知識を持った人から一般の人まで幅広く脂質異常症(高脂血症)に関する知識を身につけることができます。
また、2007年の改訂版から今話題となっているメタボリックシンドロームの章が加わり、より最新の情報が記載されています。
このガイドラインによれば、

・総コレステロール値は220mg/dL
・このうち、悪玉コレステロールが140mg/dL

が基準値として定められており、悪玉コレステロールの基準値を超えるとコレステロールが高いと判断されます。
高コレステロールと診断されると、食事制限などの指導が行われます。
その場合、脂肪の多い食べ物や、糖分の多いものは極力控えるように指導されるので、それまでのように、美味しい物も食べれないことになってしまいます。
そのようにして、生きる楽しみのひとつである食事を制限されるのは、思った以上に辛いものになるでしょう。
そうなる前に食生活には注意すべきなのですが、脂質異常症(高脂血症)自体ははっきりとした自覚症状が出にくいので、中々事前の対策が難しいのです。

動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版

脂質異常症(高脂血症)とは

人間にとって食事はエネルギー吸収に欠かせないものですよね。
生命を維持するためだけではなく、人が生きる喜びを得るためにも食事は重要なものです。
誰でも「美味しい物を食べたい」という欲求はありますが、毎日美味しい物ばかり食べていては栄養が偏ってしまい、結果として体に異常をきたしてしまいます。
特に近年「メタボ」という言葉を良く耳にするようになってきました。
栄養のあるものばかりを食べることによる影響としては、皮下脂肪や内臓脂肪が増加するということが挙げられます。
それだけではなく、美味しい物を取りすぎると、結果として脂質異常症(高脂血症)になってしまいます。
脂質異常症(高脂血症)とは、血液中の脂質の割合が増加してしまう症状で、コレステロールや中性脂肪の多い状態になります。
血液中の脂質は

・コレステロール
・中性脂肪
・リン脂質
・遊離脂肪酸

の4種類が含まれていますが、この中でコレステロールが動脈硬化の原因となり、血液の流れを遮断してしまい、脳梗塞や心筋梗塞の原因となっていきます。
また、中性脂肪は直接的には動脈硬化を引き起こしませんが、中性脂肪が増えると善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増加させてしまいますので、やはり問題のあるものです。
脂質異常症(高脂血症)は、先にも書きましたように食事によって引き起こされ、運動不足によって加速するということも言えると思います。
ですから、脂質異常症(高脂血症)である、或いはコレステロール値が気になるという場合は、まず、コレステロールの値を上げる食事やコレステロールを多く含む食事を控えることから始めなければなりません。
コレステロールは脂肪を多く含む食事や糖分を含む食品に多く含まれていますので、コレステロール値が高い人はこれらを避け、コレステロールを減少させる野菜や海草類、きのこ類を多く取らなければなりません。
脂質異常症(高脂血症)は一旦発症すると生活習慣病の名称のとおり、生活習慣と深く関係しているので、中々治すことが困難な病気といえると思います。
また、どこかが痛むとか苦しいとかいう直接的な症状が出にくいので、食事内容の改善や運動を継続していくのが難しい部分もあると思います。
私自身、健康診断で最初に脂質異常症(高脂血症)という結果が出たときにも、なんら症状はないし、食事もおいしく食べることができていたので、不思議な感じがしました。
なので、脂質異常症(高脂血症)という検査結果が出たら、症状が出る前に、すぐに食事の改善にとりかかるようにしましょう。

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