わきがと多汗症について

一般的に「わきが」といいますが、正しくは「腋臭症」といって、わきの下から出る匂いのことを示します。
この匂いによって周囲に不快感を与えてしまうことになるわけです。
主な原因と匂いが出る仕組みは、はわきの下にあるアポクリン汗腺から分泌された汗の成分が、皮膚の表面の細菌によって分解されて、独特の、鼻につく臭いを発生するということになります。
ところで、欧米では、多くの人が「わきが」体質といわれているのをご存知でしょうか？
そのために、欧米では単に生理的な現象としてあまり問題にはならないようなのです。
ところが、日本人では10人に一人程度が「わきが」といわれています。
そのせもあってか、日本人はわきが臭に敏感で、自分が周りにくさいと思われていないかを気にするため、わきが治療も盛んに行われているということのようです。
やはり汗に関連しますが「多汗症」という言葉を聞かれたことはありますか？
「多汗症」というのは、アポクリン汗腺も含めて、汗の分泌量が多いことを言います。
運動などで、多量の汗をかくから多汗症ということではありませんよ。
緊張したときや、びっくりしたときにかく精神性発汗（エクリン汗腺からの分泌）による汗の異常のことです。
緊張しやすい人や太っている人、甲状腺機能の亢進している人などにも多汗症は多くみられるということです。
多汗症は気になりだすとどんどん汗がでてきたり、手のひらや足の裏がべたべたするなどして、絶えず気になります。
「わきが」と「多汗症」どちらも、自分だけでなく、周りにいる人に迷惑をかけるのではと心配してしまうものです。
しかし、美容形成医院では、このどちらにも症状に応じた最新の治療がおこなわれていますので、ネットで色々調べるなどして自分に合った治療を検討することが大切なことになります。