糖尿病とED

まず最初に、名称はみなさんよくご存知と思いますが、糖尿病とはどのようなものか、ということに付いて調べてみました。
糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が異常な値となって、進行すると網膜剥離や腎臓障害など深刻な合併症を引き起こす危険性のある怖い病気です。
そして、日本人の多くが糖尿病予備軍とされています。
糖尿病は原因によっていくつかのタイプに分かれますが、中でも最も患者数の多い、生活習慣が関係しているタイプは２型糖尿病と呼ばれています。
過度な飲食を繰り返すことにより、インスリンを分泌する膵臓の機能の低下が主な原因とされています。
糖尿病が怖い病気とされるにはいくつか理由がありますが、まず自覚症状が表れにくいことが挙げられます。
症状がはっきりした段階では、初めに書いたような深刻な合併症を引き起こすこと。
一度かかかると完治は難しく、一生付き合っていかなければならない病気であること、などが言えます。
糖尿病の進行によって引き起こされる合併症の一つに、末梢神経障害があります。
手先、足先など毛細血管が密な部分で末梢神経が障害を受けますので、例えばやけどを負っても熱さや痛みを感知できずに、重篤な症状に陥ることがあります。
しかし、男性にとって最も怖いのはこの合併症、神経障害によってED（勃起障害）に陥ると言うことでしょう。
糖尿病患者の半数近くが男性機能の低下を感じているという訴えがあるそうです。
糖尿病によって引き起こされる血管や神経障害が、ペニスへの血流を抑えてしまうのが原因と考えれています。
ただし、ED（勃起障害）は、必ずしも糖尿病だけが起因していると言うことはなく、過労やストレスなど、心理的な要因も関係しています。
ED（勃起障害）に関しては有名なバイアグラなど治療薬の開発も進み、直る可能性のある病気であり、恐れる必要はありませんが、なかなか相談できにくいことと、何より夫婦関係に深刻な事態を持ちこみかねないデリケートな問題だけに、糖尿病に限らず、日頃の節制が求められるのだと思います。