EDの原因について

EDは、先進国に多いのです。
このことからも判るように、機能性EDの多くは、精神病やストレスなどの心因性で、

・交感神経の緊張により血管が収縮して
・海綿体への血液流入が遮断されることによる

と考えられてきました。
勃起は神経系と血管系が正常に働くことにより起こります。
そのどちらか、あるいは両方に障害が起きることが、EDの原因と言われています。
今までに一般的に言われてきたような、加齢や精神的なものも「原因の一部」ですが、

・高血圧症
・高脂血症
・糖尿病

などといった、生活習慣に関係する病気が原因となることもわかってきました。
逆に、EDの症状から生活習慣病が見つかることもあるようです。
特に生活習慣病は、年々増えている病気です。
ちなみに、その数は

・高血圧症有病者は約3,970万人（出典：厚生労働省「平成18年 国民健康・栄養調査の概要」）
・糖尿病が強く疑われる人は約740万人（出典：厚生労働省「平成14年度糖尿病実態調査報告」）

もいると言われているのです。
こうしたことからも、同じように、EDの患者数も多いということにが推測できます。
糖尿病とEDの関係では、糖尿病になると、血管や神経が障害を受けてしまうため、血管が硬くなったり、性的刺激による血管の拡張が起こらなかったりします。
そのために、血流が抑えられてしまうと考えられています。
糖尿病の患者さんの日常生活の悩みとして、EDや性欲低下を挙げる場合が多いと言われます。また、高血圧症では、血圧が高くなると、血管にストレスがかかるため、血管が損傷して硬く狭まります。
これによって、ペニスの血流を抑えてしまうと考えられています。
これらの他にも、過度の喫煙や飲酒もEDを引き起こす原因と考えられています。