2009年05月

あがり症とは、人前であがってしまって話せなくなったりする症状ですが、その原因はまず「自分はあがり症である」と思いこんでいることなのです。
思いこみが原因のあがり症の場合は、まず自分はあがり症ではないと自分に言い聞かせることです。
あがり症は病気ではありません。
しかし、本人にとっては同じくらい深刻なのです。
ネットを色々調べてみましたが、あがり症はこうすれば治す（なくす）という方法は残念ながら無いようです。
まずは自分が本当にあがり症であるかどうかを知ることが大切です。
もし、自分があがり症であると思いこんでいるだけの場合は、自分があがり症でないとわかれば、それで治ってしまうこともあるということです。
しかし、あがり症が治らず何とかあがり症の薬で治らないかと思っている場合には、あがり症の薬が処方される場合もあるそうです。
ネットで調べて見ると、あがり症の薬として処方されるのは「インデラル」という心臓病の薬が多いそうです。
この薬は、βブロッカーと呼ばれる種類の、心臓の拍動を抑える薬です。
その作用で、血圧が下がり、緊張によるドキドキや震えなどを抑える作用があるということです。
このあがり症の薬として適用できる「インデラル」は、新拍数上昇を抑える以外にも

・声の震えも緩和
・汗をかきやすい人の発汗抑制作用
・呼吸を安定させたりする

こともできるようですから、あがり症の薬としては効果が期待できるのかも知れませんね。
あがり症の薬としての「インデラル」は、医師の処方が必要です。
もし、あがり症のことで医者に行くのに抵抗がある人は、「イララック」という薬が市販されています。
これは若干効果が薄いかも知れないということですが、試してみる価値はあるでしょう。

「あがり症」は、本人にとってつらいものがあるでしょう。
しかし、考えてみて下さい、生まれついての「あがり症」という人はいないのです。
あがり症の克服法については、いろいろな意見もあるでしょうが、まずはあがり症とは何なのかを充分に認識することが必要ではないでしょうか。
あがり症は、生まれつきの症状では決してないのですから、育ってきた環境によるものや単なる体の癖ということです。
特に脳などに障害があるわけでも、決してないのです。
それでも、敢えてあがり症の原因を追及するのであれば、幼児期の情緒不安定やストレスが考えられるということのようです。
この、あがり症の克服には

・認知療法
・呼吸法

などの方法があります。
しかし、これらの療法を試す前にあがり症を克服するため、考え方を見直すということも有効です。
まず、あがり症の人は、

・自分に対して目標が非常に高く
・物事を完璧にこなしたい
・みんなに好かれなくてはいけない

と思いこむ人が多いようなのです。
まずは、つまらない話をしてしまっても、また会話がとぎれても「仕方がない」と考えるようにすることではないでしょうか。
そのようなことは、誰にでもありうることなのです。
自分に対する要求をほどほどにすることで、緊張する度合いを和らげ、あがり症の克服の第一段階になるのではないでしょうか。
あがってしまうような状況では、「肩の力を抜いて適当でいいや」と考えることが「あがり症の克服」の第一段階ということになると思います。
要は、あがり症を重く考えないことも、あがり症の克服のための考え方ということです。
「あがってもいいや」と思うことも、逆にあがり症克服の方法でもあるのです。
「あがる」ことが何回も続いて、何度も経験することによって慣れることも、あがり症の克服になるでしょう。
誰でも「あがる」んですから、みんなと同じだと思うことも、あがり症の克服方法でもあるのです。

あがり症の原因は、血液中のノルアドレナリン値が上昇すことです。
ノルアドレナリンは覚醒や興奮に関係している神経伝達物質なのですが、緊張や不安を感じたときに分泌されます。
ノルアドレナリンが分泌されると、自律神経の交感神経が活性化し、心拍数・体温・血圧を急上昇させる結果、動悸や発汗、震えなどが起こります。
これが過剰になってしまうのが、あがり症といわれる症状です。
「あがり」の現象は誰にでも起こる正常な反応なので、「あがり」自体は気にする必要はないのです。
しかし、他の人より交感神経が過敏で過剰に反応してしまう場合は「あがり症」ということになります。
この反応がどのレベルになると「あがり症」になるのか、判断基準はないのだそうです。
従って、「あがり症」とは、客観的には判断できないということになります。
あがり症は、緊張に伴う症状ですが緊張の種類にもいろいろとありますよね。
例えば、発言を求められる場合でも順番を待つ緊張と、突然の発言を求められた場合の緊張は、医学的にも異なるということです。

・順番を待つ場合を「条件恐怖」
・突然の場合を「無条件恐怖」

といい、神経伝達物質の作用が異なるそうです。
これらを総合すると、あがり症とは

・人前で発言などの行動をするなど、緊張を伴う行動の際に「発言がうまくできない」、「汗をかく」などの現象が出て
・「あがっているな」と周囲に思われる

ことなのです。
従って、あがり症とはこういう症状だ、と客観的に判断することはできないということです。
あがり症とは、周囲の人たちがあがり症だと判断するより、自分自身が「あがり症だ」と思ってしまうことが多いのです。
あがり症とは、自分があがり症だと思うことが大きな要因ということがいえるようです。

何かを人前で発表したり、初対面の人と会ったりするときには誰でも緊張しますよね。
私もどちらかというと人見知りで緊張する方で、仕事で初めての人に会う、しかも大事な用件で相手は偉い方、となると前の日から眠れなかったりします。
若い頃は特に相手が目上の方ばっかりだったので余計に緊張しましたが、ある程度の年齢になるとそういう部分での緊張は少なくなりました。
こういった、いわゆる「あがり症」も重症となると、対人関係や職場の人間関係などにも支障をきたすことがあるようです。
このカテゴリーでは、そうした「あがり症」や「赤面症」について、直し方、改善法、克服法、療法などについて調べてみたいと思います。

このカテゴリーでは、多かれ少なかれ誰もが気になっていると思われる口臭についての原因から対策・予防。治療について調べてみました。
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